2024/09/26 05:56

こんにちは、キーウィのもりのみよです!


今回は、キウイフルーツの「マタタビ科」という植物の分類についてご紹介します。


実はキウイフルーツは、マタタビ科に属する果物で、日本に昔からある植物とも深いつながりがあるんです。


この記事では、キウイフルーツがどのような植物なのか、マタタビ科としての特徴や栽培のポイントについて詳しくお伝えします。


キウイフルーツとマタタビ科


キウイフルーツは、学名で「Actinidia deliciosa」と呼ばれ、マタタビ科マタタビ属に分類される植物です。


マタタビ科には、キウイフルーツ以外にも日本に自生するマタタビやサルナシなどが含まれ、これらはすべてツル性の果樹です。


マタタビ科の植物は、ツルが長く伸びるのが特徴で、キウイフルーツも成長するとツルが数メートルに達します。そのため、キウイフルーツを栽培する際には、ツルを支えるための棚やフェンスが必要になります。ツル性植物ならではの生長を活かした栽培方法が、キウイフルーツの栽培には欠かせません。


マタタビ科の特徴


マタタビ科の植物は、共通して以下のような特徴を持っています。


1.ツル性植物

マタタビ科の植物はツルを伸ばして生長します。キウイフルーツも同様にツルが長く伸びるため、棚やフェンスに絡ませて育てることで、日光をしっかり浴びさせながら健康的に育てることができます。


2.広い葉と白い花

キウイフルーツの葉は、厚みがあり広い形をしています。また、初夏になると白くて可愛らしい花を咲かせます。花は一見地味ですが、蜜が豊富で香りが良いため、ミツバチや他の昆虫たちを引き寄せる役割を果たします。


3.雌雄異株(しゆういしゅ)

マタタビ科の植物には、雌花と雄花が別々の株に咲く「雌雄異株」という特徴があります。キウイフルーツも同様で、果実を実らせるためには、雄株と雌株を一緒に栽培する必要があります。一般的には、1本の雄株に対して3~5本の雌株を植えることで、受粉のバランスを保ちます。最近では、1本で実をつける「自家結実性」の品種も登場しており、家庭での栽培にも人気です。


キウイフルーツとマタタビの関係


キウイフルーツとマタタビは、同じマタタビ科マタタビ属に属する植物です。日本で古くから知られているマタタビの実は、猫を酔わせる成分を含んでいることで有名ですが、キウイフルーツにも微量ながら同じ成分が含まれています。ただし、キウイフルーツは猫を酔わせるほどの効果はないため、人が安心して食べられる果物です。


キウイフルーツの原産地は中国とされており、20世紀初頭にニュージーランドに渡り、品種改良を経て現在のようなキウイフルーツが誕生しました。その後、日本を含む世界各地で栽培されるようになり、健康に良い果物として広く親しまれるようになりました。


キウイフルーツの栽培ポイント


キウイフルーツを家庭で栽培する際には、マタタビ科の植物ならではの特性を活かした育て方が大切です。ここでは、キウイフルーツ栽培のポイントをいくつかご紹介します。


1.ツルを支える棚やフェンスを用意

キウイフルーツはツル性植物なので、支柱や棚、フェンスなどに絡ませて育てる必要があります。特に、棚仕立てにすることで、日光がまんべんなく当たり、果実が均等に成長します。庭やベランダにスペースがあれば、棚を設置してツルをしっかりサポートしましょう。


2.雌雄異株の組み合わせ

キウイフルーツの品種によっては、雌雄異株のものが多く、雄株と雌株をバランスよく植えることが必要です。一般的に1本の雄株に対して3~5本の雌株を植えることで、効率的に受粉が行われ、たくさんの果実を収穫することができます。


3.日当たりと風通しの良い場所を選ぶ

キウイフルーツは日光を好むため、日当たりが良く風通しの良い場所で育てるのが理想的です。日光をたくさん浴びることで、甘くて美味しい果実が育ちます。また、風通しが良いことで、病気や害虫の発生を抑える効果も期待できます。


4.適切な剪定と追肥

キウイフルーツは、ツルが伸びすぎると栄養が果実に行き渡りにくくなるため、冬の休眠期に適切な剪定を行います。また、春から秋にかけて定期的に追肥を施すことで、元気なツルと甘い果実を育てることができます。


まとめ


キウイフルーツは、マタタビ科に属するツル性植物で、日本のマタタビやサルナシと同じ仲間です。ツルを伸ばして生長するため、棚やフェンスを使った栽培が適しており、雌雄異株であるために雄株と雌株を一緒に植える必要があります。この特性を活かしながら育てることで、甘くて美味しいキウイフルーツを家庭でも楽しむことができます。


当農園では、キウイフルーツの栽培に適した環境を整え、丁寧に育てた果実をお届けしています。マタタビ科の植物ならではの魅力を感じながら、美味しいキウイフルーツを味わってみませんか?興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!