2024/09/18 07:00

こんにちは!キウイフルーツ農家のみよです。


今回は、「キウイフルーツの栽培」についてお話しします。


キウイフルーツは、実は家庭でも比較的簡単に育てることができる果樹なんです。


栽培のポイントさえ押さえれば、お庭やベランダで自分だけのキウイフルーツを収穫する楽しさを味わえます。


この記事では、キウイフルーツ栽培の基本から、収穫までのコツを詳しく解説します。


1. キウイフルーツの栽培に適した環境


まず、キウイフルーツの栽培に適した環境についてお話ししましょう。


キウイフルーツは、温暖な気候を好みますが、寒さにも強い特性を持っています。特に、日当たりの良い場所で栽培すると甘くて美味しい実をつけるので、日光がしっかり当たる場所を選びましょう。


土壌:水はけが良く、有機質に富んだ土壌が最適です。鉢植えで栽培する場合は、市販の果樹用の培養土を使用すると良いでしょう。

気温:キウイフルーツは寒さに強いですが、霜が降りる地域では防寒対策が必要です。鉢植えの場合、寒い時期には室内に移動させると良いでしょう。


2. キウイフルーツの植え付け


次に、キウイフルーツの植え付けについて解説します。キウイフルーツは苗から育てるのが一般的で、春から初夏にかけて植え付けるのがおすすめです。


苗の選び方:キウイフルーツは、オス株とメス株の2種類が必要です。メス株が果実をつけるためには、近くにオス株を植える必要があります。最近では、1本で実がつく品種も販売されているので、初心者の方はそのような品種を選ぶと良いでしょう。

植え付け方法:地植えの場合、植え付ける場所をよく耕し、有機肥料を混ぜてから苗を植えます。鉢植えの場合は、直径30cm以上の大きめの鉢を使い、根が広がるようにして植え付けます。



3. キウイフルーツの育て方


キウイフルーツの成長をサポートするために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。


支柱や棚を作る:キウイフルーツはツル性植物なので、ツルをしっかりと支えるための支柱や棚が必要です。地植えの場合は、フェンスやパーゴラなどにツルを絡ませて育てると良いでしょう。

水やり:キウイフルーツは乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、過度の水やりは根腐れの原因となるので注意しましょう。

肥料:春から夏にかけて、肥料を定期的に与えると、甘くて美味しい果実が育ちます。果樹用の肥料を使い、適量を守って与えましょう。


4. 剪定のポイント


キウイフルーツの実りを良くするためには、適切な剪定が欠かせません。冬の間に古いツルを切り、新しいツルを育てることで、次のシーズンにたくさんの果実が実ります。



剪定のタイミング:冬の休眠期(12月〜2月)が剪定の適期です。夏には不要な枝を軽く剪定して、風通しを良くするのも効果的です。

剪定の方法:主枝から伸びた側枝を短く切り、翌年の新しい芽を育てるようにします。


5. キウイフルーツの収穫


キウイフルーツの収穫は秋から冬にかけて行います。果実がしっかりと成長し、色が変わってきたら収穫のサインです。収穫後に室温で追熟させることで、甘さが増して美味しくなります。


家庭でキウイフルーツを育てるのは、少し手間がかかりますが、その分収穫の喜びもひとしおです。ぜひこの記事を参考に、キウイフルーツの栽培に挑戦してみてくださいね!